ドラッカ－のマネジメントに学ぶ

「いかに優れた部分最適も全体最適には勝てない」という

ドラッカ－博士の名言があります。

　地域家電店の経営に置き換えると「売上高」のみ追い求めても、利益が確保できていなければ「資金繰り」の圧迫を受けて倒産にもなりかねません。利益のみを重視した販売を行うと顧客のニ－ズ・ウォンツを度外視した売り方となり、結果として顧客離れが起きる要因にもなりかねません。売上至上主義で、営業担当者を𠮟咤激励する「アメとムチ」ではモチベ－ションも長くは続かなくなり、結果として社員の「委縮」か「退社」に繋がりかねません。このように部分最適が叶っても、全体最適とのバランスが取れてなければ、経営活動に支障をきたします。

　地域家電店のあるべき姿の経営は、企業の成長志向に適った「経営戦略」、お客さまの視点に立った「顧客づくり活動」、社員の成長と企業の業績を一致させる「人事制度」の３本柱の整合性と効率を追求することにあります。まさに、ドラッガ－のいう全体最適と部分最適のバランスのかじ取りが、地域家電店の「成長店」および「衰退店」の明暗を分ける分岐点になるといっても過言ではないといえます。

　優れた経営者は、自分のやるべき「仕事の領域」と社員・外部専門家に任せる仕事の領域の境界線を自ずと認識しています。

　弊社は、経営者の戦略・戦術の参謀として、実戦的に「中長期の経営計画策定」「利益計画」「営業パ－ソンの支援活動」「顧客づくり販売促進」「人材定着と育成の人事制度」等を、全体最適と部分最適の“整合性と効率”を追求した総合経営コンサルティング活動を行います。